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渕上 誠剛さん(男性・50代・福岡県)

【FUCHIGAMI】シェフ

Barilla PASTA CHAMPIONSHIP ASIA 2024 アジア総合優勝

「真の豊かさは『食』にこそある。本場で掴んだロジックが、料理とワインを革新的な一皿へと昇華させる」


イタリア料理の真髄を求め、感覚を「正確なメソッド」へ

イタリア料理の道を追求する中で、私は「ワインへの知見を深めることは、料理を完成させる上で不可欠である」と確信していました。

感覚だけに頼るのではなく、AIS(イタリアソムリエ協会)の正確なメソッドに基づき、「アッビナメント(ペアリング)」を論理的に習得すること。その学びを、イタリアという地でリアルに体験しながら得られることが、受講を決意した最大の理由でした。


「リアルなイタリア」に触れた、かけがえのない財産

実際に現地で過ごした時間は、まさに「リアルなイタリア」そのものでした。

日々、膨大な数のワインと出会い、現地のソムリエの方々から直接伝授される教えの数々は、今でも私にとってかけがえのない財産となっています。また、スクールならではの深く掘り下げたカンティーナ(醸造所)ツアーなど、自身で訪れるだけでは決して得られない深い学びの機会がありました。この濃密な時間が、現在の私の料理の確かな裏付けとなっています。


ペアリングが広げてくれた「無限の可能性」

AISでアッビナメントを深く理解したことで、私の仕事には無限の可能性が生まれました。

「作りたい料理をさらに楽しんでいただくためにワインを選ぶ」だけでなく、「素晴らしいワインの味わいや風味に合わせて料理を創造する」という双方向のアプローチが可能になったのです。

ペアリングのロジックを自在に活用できるようになったことで、お客様には、一皿の料理と一杯のワインが共鳴し合う、より豊かな「上質な時間」を楽しんでいただけていると実感しています。


食を通じて「真の豊かさ」を分かち合う

私はイタリア料理を通じ、イタリアという文化と共に生きています。時代の中で求められる「真の豊かさ」を考えるとき、その根源は正しく「食」にある。これは私がイタリア料理から学び得た、最も大きな教えです。

現在は、「FUCHIGAMI」での活動に軸を置きながらも、JR九州「かんぱち・いちろく」の食事監修やパスタの国際大会での挑戦など、様々なフィールドで活動していますが、そのすべての根底にあるのは、イタリアで得た学びと喜びです。これからも、そこから得られる感動を、お客様やスタッフと共に分かち合い、イタリア料理の新しい価値を追求し続けていきたいと考えています。

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