藤原せいこさん(女性・50代・宮崎県)
藤原酒店 創業130年 酒類卸会社 勤務
「ただの勉強じゃない。イタリアの風土を肌で生きた日々が、私に最高の『自信』をくれました」
30年の歴史を持つ家業のために、本場で学ぶということ
宮崎県にある家業の藤原酒店は、今年で創立130周年の節目を迎えます。
ソムリエコースを受講した当時、大型の量販店などが増える中で、私たちがこれから先もお客様に選ばれ続けるために必要なのは、他にはない「専門知識」と「培ってきた歴史」だけだと思っていました。 それなら、紀元前2000年からワインを造り続けているイタリアの地で、本物の文化をこの目で見、学ぶことにはものすごい価値があるはず。そう考えて、思い切ってイタリアへと飛び立ちました。
「時代」が頭をぐるぐる回る猛勉強!それを救ってくれた温かいサポート
イタリアでの勉強は、想像以上に本格的で、正直とてもハードでした(笑)。 授業を終えて滞在先に戻って机に向かっている間、プレッシャーからか頭の中でずっと中島みゆきの「時代」がぐるぐると流れていたのは、今では笑い話です。 でも、そんな大変な時期を支えてくれたのが、スタッフの皆さんでした。安心して勉強に集中できるよう、いつも側に寄り添い、優しく支えてくださったおかげで、プレッシャーに負けずに最後まで走りきることができました。
忘れられない、イタリアならではの体験
そして何より、このコースで得られた体験は、日本では絶対に味わえない素晴らしいものばかりでした。 最高峰のワインが生まれるボルゲリへの小旅行、フランチャコルタのワインフェスティバル、そしてワイナリーでの贅沢な試飲。
何より嬉しかったのは、モンテカティーニ・テルメという美しい街で、現地の人たちと同じように「暮らす」体験ができたことです。 勉強の合間に近くのバールへふらりと行ってエスプレッソを飲んだり、夕方にアペリティーボ(食前酒)を頼んで息抜きをしたり。街を歩きながらイタリアの風土や文化を五感で知ること。これこそが、ワインを真に理解するために一番大切なことなんだと、暮らしの中で自然と実感できました。
合格はゴールではなく、新しいワイン人生のスタート
あの濃密で楽しかった日々を乗り越えた後、自分の中に「確固たる自信」が生まれました。 本場でワインの文化を五感で学び、プロとして認められたという経験は、今、仕事でお客様(飲食店様や小売店様)へワインをご提案する上で、本当に大きな強みになっています。
イタリアの美しい風土、温かい人たち、そして仲間と過ごした一生モノの時間。あの日々を胸に、これからもたくさんの人にワインの魅力を届けていきたいです。

